ラジオ番組 みんなの健康ラジオ
2026年1月8日放送(放送内容 資料はこちら)
胆石症とは?
胆石症とは、胆のうや胆管に石ができ、時に痛みなど様々な症状を引き起こす病気の総称です。結石の存在する部位により、呼び方が変わりますが、一般的には胆のうの中に結石ができる胆のう結石を胆石と呼びます。
胆のうとは?
肝臓は内臓の中で一番大きな臓器で、この肝臓で1日に約500~800ccの胆汁が作られ、脂肪や炭水化物の消化を助けます。
胆のうはこの胆汁を一時的に溜めておくところで、胆汁を溜め込んで濃く濃縮する働きがあります。
胆石はなぜ出来るのか
胆汁が濃縮される過程の中で、胆汁成分の偏りがあったり、細菌感染により成分が分解されたりすることにより、その成分が結晶となり石となります。結石ができる過程の違いで、コレステロール結石や色素結石など色々な種類の石ができます。様々な要素が関与しますが、体質や食生活が主な原因とされています。
胆石の症状
無症状のことも多いですが、一般的な症状は、みぞおちから右側の肋骨の下を中心とした激しい痛みが典型的で、これに右肩や背中の痛みを伴う場合もあります。また、鈍痛、圧迫感などがある場合があります。発作は、脂肪の多い食事を摂った後や、食べ過ぎた後の夜半に起きやすいという特徴があります。吐き気や嘔吐などもしばしば伴います。炎症が加わると発熱もみられ、胆管に詰まると黄疸や肝障害も併発します。
検査
胆石発作に伴って、血液検査で炎症反応やAST、ALTなどの数値の上昇が見られれば、胆石の存在を強く疑うことになります。
胆石症の検査の中で最も標準的な方法が超音波(エコー)検査で、胆のう結石や肝内結石をほぼ確実に見つけることができます。
CT検査は、超音波検査ほど検出率は良くないですが、石灰化した胆石や胆嚢周囲の炎症を検出できます。
次回は胆石症の治療法についてお伝えします。